05.ミニトマト「アイコ」がヒットした秘密とは…
一口サイズのミニトマトは、もともとは航空機の機内食用に栽培され始めた品種です。日本では、1980年代から一般家庭でも食べられ始め、人気を呼んで定着しました。
最近ではミニトマトも多様化して、黄色やオレンジなどのカラフル品種や、フルーツのように甘い品種も登場しています。
そのなかで、2004年に発売された「アイコ」は、機能性を追求したミニトマトとして注目を集めた品種です。
開発した種苗会社によれば、アイコはそれまでの品種よりも糖度が高く、酸味をおさえているために、甘みが強いです。
また、うまみ成分のグルタミンがたっぷり入っていて、生食だけでなく、加熱調理にも幅広く利用できます。
トマトの栄養成分「リコピン」も豊富に含んでいます。
リコピンはガンの予防効果があるといわれる抗酸化物質で、女性の美肌にもよいといわれる成分です。