トマトが裂けた!!裂果とは?原因と対策
ミニトマトやメロン、ぶどうなどを育てる上での問題として裂果(れっか)があります。
1.原因
裂果は、果皮(かひ)と呼ばれる、果実の表面を覆う外の皮が裂ける現象です。
裂果は果皮の弾力以上に果肉が膨張することによって起こります🤔🤔
果肉の膨張は水の流入によって起こります。
要は
果実が水をいっぱい吸いすぎると起こるんですね。
水は土から吸われるので、原因は土壌にあると言えます🧐🧐
裂果は、日頃乾燥気味な株が急激に多量の水を得ると発生します。
土を乾かせていると、果実は水に敏感になります。
そしてその敏感な状態で水をやると裂果になります。
水をやらなければ裂果は発生しないですがそんな訳にはいけません🙅♀️🙅♀️🙅♀️
だから果実に水を過剰に吸わせないようにすることが大事です。
果実は土が湿った状態が続くと、日々の吸水量が慣らされて、急な吸水をしなくなります。
2.対策
やることは簡単です。
まぁ簡単と言いながらこれが意外と難しいですが、
極端な乾燥と過湿を防ぐために、
水をやる頻度を決めましょう。
この日のこの時間!!と
パターンを決めて水やりをすることで
水に慣れてもらいましょう。
雨が降ると水分過多になってしまうので
その辺は難しいですが…
基本的なことだけおさえて
あとは育てている作物をみながら
試行錯誤していきましょう😎😎
それでは、また!!
06.カット野菜が普通の野菜より割安なのは
スーパーで売られている「カット野菜」や「カットサラダ」が、人気になってきました。
カット野菜の値段が安いことがあるのは、仕入れ値の急上昇にカット野菜は影響されないからです。
2012年の1、2月は、前年から続く大寒波の影響で、レタスやキャベツといった葉物野菜の生育が遅れ、値段が高止まりしていました。
それに対して、カット野菜用の材料には、加工業者が値段の安い時期に大量に確保していたものが使われていました。
そのため、普通の野菜よりも割安になり、主婦でも買う人が増えました。
もともと、手間もかからなければ、
ゴミも出ないという便利さがあるため、
売り上げが一気にアップしました。
もともと、カット野菜はスーパーの売れ残りを店内でカットしたものでしたが、現在は、加工業者が工場で大量生産している。工場でレタスやキャベツ、ニンジンなどをカットして洗浄。そのあと脱水します。
そのため、カット野菜には、シャキシャキ感が残っています。
包装時には窒素ガスが注入されて、野菜の呼吸をおさえており、
賞味期限は包装後4日にまで伸びています。
買って帰って、お皿にあけてドレッシングをかければ、すぐにたべれます。
包丁で切る手間もありませんし、野菜クズの生ゴミもでません。
カット野菜は無駄を省くことがてき、家庭の主婦だけではなく、業務用の需要も伸びており、市場規模は500億円を超えています。
それではまた。
05.ミニトマト「アイコ」がヒットした秘密とは…
一口サイズのミニトマトは、もともとは航空機の機内食用に栽培され始めた品種です。日本では、1980年代から一般家庭でも食べられ始め、人気を呼んで定着しました。
最近ではミニトマトも多様化して、黄色やオレンジなどのカラフル品種や、フルーツのように甘い品種も登場しています。
そのなかで、2004年に発売された「アイコ」は、機能性を追求したミニトマトとして注目を集めた品種です。
開発した種苗会社によれば、アイコはそれまでの品種よりも糖度が高く、酸味をおさえているために、甘みが強いです。
また、うまみ成分のグルタミンがたっぷり入っていて、生食だけでなく、加熱調理にも幅広く利用できます。
トマトの栄養成分「リコピン」も豊富に含んでいます。
リコピンはガンの予防効果があるといわれる抗酸化物質で、女性の美肌にもよいといわれる成分です。
04.東日本と西日本で、カブの品種か違うのは?
春の七草のすずなとして親しまれてきた「カブ」
アフガニスタンから地中海沿岸が原産のアブラナ科の植物で、日本には奈良時代以前に渡来したとみられています。
現在、日本で栽培されているカブは、約80種類です。
栽培種類の多さは世界一を誇ります。
ふつうスーパーで売っているのは重さ150グラム前後の「小かぶ」。
葉も根も柔らかく、煮物や漬物など、用途は幅広いです。
一方、日本最大のカブといえば、京都の千枚漬けで有名な「聖護院かぶ」。
重さは2キロで最大は4キロになる大きなカブです。
大阪には、多くのカブの祖先となった
歴史の古い「天王寺かぶ」がある。
このカブは、
福岡の「博多裾」
愛知の「尾張」
山口の「武久」
など多くの品種のルーツとなりました。
ちなみに、「野沢菜漬け」で有名な長野県の野沢菜も、この天王寺かぶがルーツとなっています。
地方品種の多いカブですが日本全国の分布を見てみると、東と西ではカブの品種に明らかに違いがあります。
葉の形や種の細胞組成などによって、
カブは東西2つのグループに分けられます。
東西でカブの品種が異なるのは、
渡来航路の違いによるものとみられています。
ヨーロッパからやってきた「洋種系カブ」は寒さに強いので、おもに東日本に定着して、暖地系の「和種系」は西日本に定着しました。
そして、東西の2グループを分ける境界は、関ヶ原あたりです。
愛知-岐阜-福井を結ぶラインが、
東西のカブの境界線になっています。
それでは、また。
このカブは、
03.「メークイン」と「男爵」煮物にするならどっち?
日本でジャガイモといえば、
と
男爵🥔
ですよね。
ジャガイモは1601年にオランダ船で長崎に運ばれて、日本🇯🇵に入ってきました。
しかし、当時の品種は日本人の嗜好に合わずに普及しませんでした。
男爵🥔は、本格的な栽培が始まった時代に北海道で栽培に成功しました。
ちなみに、男爵は川田龍吉男爵がアメリカから導入した品種で、その男爵にちなんで名づけられたそうですよ。🥔
メークイン🥔はイギリス🇬🇧原産で、5月にたくさんできることから
May(5月)+Queen(女王)でメークインと呼ばれるようになったそうです。
日本では対象時代に導入され、
戦後になってから広く栽培されるようになりました。
この男爵🥔とメークイン🥔ですが
その大きな違いは
「でんぷん質の量」です。
男爵はでんぷん質が多く、
メークインはでんぷん質が少ないです。
ジャガイモ🥔は、生のときはデンプンの分子同士が結合していますが、
ゆでると分子と分子の間に水分が入り、
細胞が膨らんで球状になります。
また、細胞の接着剤として働いているペクチンが熱で分解されるために、細胞がバラバラに離れていきます。
それが一般的に煮くずれといわれる原因です。
だから、デンプン質の多い男爵🥔は
煮くずれしやすいですが、
デンプン質の少ないメークイン🥔は
煮くずれしにくいのです。
煮くずれしやすい男爵🥔イモは、
粉ふきいもやマッシュポテトに、
煮くずれしにくいメークイン🥔は
シチューや肉じゃがなどにいかがでしょうか。
ではまた、再見。
02.ナスの品種がこんなに多いワケとは?🍆
ナスは生産地によって色・形・サイズが異なります。
スーパーで見かけるのは、昭和の品種改良によって生まれた「卵型ナス」が主流ですが、
地方の産地へ行くと、丸型、卵型、長卵型、大長型など、さまざまな形のナスがつくられています。
例えば、関西や北陸には「丸なす」が多く、
大阪では「水なす」
九州地方では、「長なす」「大長なす」があります。
特に長なすは20〜25センチ、大長なすは30〜40センチです🐘🐘🐘
漬物に長なすは向きませんが、焼き物や煮物に利用されます。
さらに、浅漬け、ぬか漬けで使われる山形県の出羽小なすで有名な「小ナス」もあります。
他にも変わり種として、なすの特徴である紫の色素ナスニンを含まない真っ白の「白ナス」や「青ナス」もあります。埼玉県が主な産地です。
ナスと一口に言っても品種がたくさんたくさんありますね🍆🍆🍆
品種の話はこれぐらいにして、
それではなぜこんなにもナスは品種が多いのでしょうか?
それはナス🍆が「足のはやい野菜」だからです。
時間が経つと鮮度が急激に落ちて、食べても美味しくないんです。😂
昔は人が肩にかついだり、荷車に乗せ運んでいたので、新鮮なうちに遠くの消費者まで届けるのことが不可能だったのです。
つまり、ナスは限られた地域の中だけで消費されていたために、地域によって品種が固定されて、さまざまな品種が生まれた。
というわけなんですね🤓
ちなみに僕は丸なすと水なすが好きですね🍆🍆
ではまた、再見🙋♂️🙋♂️
01.枝豆が一番美味しくなる収穫の時間とその理由
枝豆、美味しいですよね。
僕は現在、黒枝豆を栽培しています。
収穫楽しみです😎😎
枝豆は大豆を未熟なうちに収穫したものであり、枝豆を収穫せずに枝にぶら下げたままにしておくと、茶色の豆=大豆になります。
では、その未熟な枝豆がどうして「枝豆」と呼ばれるのでしょうか。
その理由は、枝や根をつけたまま収穫して、枝付きのままゆでて食べることから由来していると言われています。
枝豆の弱点は、鮮度が落ちやすいところです。
だから、枝豆を購入するときは、枝が取り除かれてきれいにバラされて、ネットに詰められたものにより、枝付きのままのものを買ったほうが美味しく食べることができます。
丹精込めて育てた枝豆、どうせなら一番美味しいときに食べたいですよね🤓🤓
では、枝豆はどのタイミングで収穫するのが一番美味しく食べることができるのでしょうか。
枝豆は「朝採り」されたものより、午後から日没にかけて収穫されたもののほうが美味しいです。
甘味の元になるショ糖とアラニンは
日没ごろ、含有量がもっとも増加します。
また、旨味成分のグルタミン酸は正午に収穫した枝豆にもっとも多く含まれています。
なぜ、甘味や、旨味成分が午後に増えるのかというと、それらの成分は光合成によって増えるからです。
よく、日の当たる昼から夕方にかけて、光合成が活発に行なわれ、その代謝によって枝豆を美味しくする成分が増えます。
また、農林水産省の食品総合研究所が
朝方に収穫した枝豆と正午から夕方にかけて収穫した枝豆の成分を比較した調査結果がありますのでそちらも参照にしてみてください。
ではまた、再見。