03.「メークイン」と「男爵」煮物にするならどっち?
日本でジャガイモといえば、
と
男爵🥔
ですよね。
ジャガイモは1601年にオランダ船で長崎に運ばれて、日本🇯🇵に入ってきました。
しかし、当時の品種は日本人の嗜好に合わずに普及しませんでした。
男爵🥔は、本格的な栽培が始まった時代に北海道で栽培に成功しました。
ちなみに、男爵は川田龍吉男爵がアメリカから導入した品種で、その男爵にちなんで名づけられたそうですよ。🥔
メークイン🥔はイギリス🇬🇧原産で、5月にたくさんできることから
May(5月)+Queen(女王)でメークインと呼ばれるようになったそうです。
日本では対象時代に導入され、
戦後になってから広く栽培されるようになりました。
この男爵🥔とメークイン🥔ですが
その大きな違いは
「でんぷん質の量」です。
男爵はでんぷん質が多く、
メークインはでんぷん質が少ないです。
ジャガイモ🥔は、生のときはデンプンの分子同士が結合していますが、
ゆでると分子と分子の間に水分が入り、
細胞が膨らんで球状になります。
また、細胞の接着剤として働いているペクチンが熱で分解されるために、細胞がバラバラに離れていきます。
それが一般的に煮くずれといわれる原因です。
だから、デンプン質の多い男爵🥔は
煮くずれしやすいですが、
デンプン質の少ないメークイン🥔は
煮くずれしにくいのです。
煮くずれしやすい男爵🥔イモは、
粉ふきいもやマッシュポテトに、
煮くずれしにくいメークイン🥔は
シチューや肉じゃがなどにいかがでしょうか。
ではまた、再見。