農家くんの奮闘ブログ。

26歳農家くんです。野菜を育ててます。育てることが本当に楽しい😎😎失敗談、成功談、全部含めて発信します。よろしくお願いします🤲

03.「メークイン」と「男爵」煮物にするならどっち?

 

日本でジャガイモといえば、

メークイン🥔

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男爵🥔

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ですよね。

 

ジャガイモは1601年にオランダ船で長崎に運ばれて、日本🇯🇵に入ってきました。

しかし、当時の品種は日本人の嗜好に合わずに普及しませんでした。

 

  男爵🥔は、本格的な栽培が始まった時代に北海道で栽培に成功しました。

ちなみに、男爵は川田龍吉男爵がアメリカから導入した品種で、その男爵にちなんで名づけられたそうですよ。🥔

 

メークイン🥔はイギリス🇬🇧原産で、5月にたくさんできることから

May(5月)+Queen(女王)でメークインと呼ばれるようになったそうです。

日本では対象時代に導入され、

戦後になってから広く栽培されるようになりました。

 

この男爵🥔メークイン🥔ですが

その大きな違いは

「でんぷん質の量」です。

 

男爵はでんぷん質が多く、

メークインはでんぷん質が少ないです。

 

ジャガイモ🥔は、生のときはデンプンの分子同士が結合していますが、

ゆでると分子と分子の間に水分が入り、

細胞が膨らんで球状になります。

また、細胞の接着剤として働いているペクチンが熱で分解されるために、細胞がバラバラに離れていきます。

それが一般的に煮くずれといわれる原因です。

 

だから、デンプン質の多い男爵🥔は

煮くずれしやすいですが、

デンプン質の少ないメークイン🥔は

煮くずれしにくいのです。

 

煮くずれしやすい男爵🥔イモは、

粉ふきいもやマッシュポテトに、

煮くずれしにくいメークイン🥔は

シチューや肉じゃがなどにいかがでしょうか。

 

ではまた、再見。