06.カット野菜が普通の野菜より割安なのは
スーパーで売られている「カット野菜」や「カットサラダ」が、人気になってきました。
カット野菜の値段が安いことがあるのは、仕入れ値の急上昇にカット野菜は影響されないからです。
2012年の1、2月は、前年から続く大寒波の影響で、レタスやキャベツといった葉物野菜の生育が遅れ、値段が高止まりしていました。
それに対して、カット野菜用の材料には、加工業者が値段の安い時期に大量に確保していたものが使われていました。
そのため、普通の野菜よりも割安になり、主婦でも買う人が増えました。
もともと、手間もかからなければ、
ゴミも出ないという便利さがあるため、
売り上げが一気にアップしました。
もともと、カット野菜はスーパーの売れ残りを店内でカットしたものでしたが、現在は、加工業者が工場で大量生産している。工場でレタスやキャベツ、ニンジンなどをカットして洗浄。そのあと脱水します。
そのため、カット野菜には、シャキシャキ感が残っています。
包装時には窒素ガスが注入されて、野菜の呼吸をおさえており、
賞味期限は包装後4日にまで伸びています。
買って帰って、お皿にあけてドレッシングをかければ、すぐにたべれます。
包丁で切る手間もありませんし、野菜クズの生ゴミもでません。
カット野菜は無駄を省くことがてき、家庭の主婦だけではなく、業務用の需要も伸びており、市場規模は500億円を超えています。
それではまた。