農家くんの奮闘ブログ。

26歳農家くんです。野菜を育ててます。育てることが本当に楽しい😎😎失敗談、成功談、全部含めて発信します。よろしくお願いします🤲

04.東日本と西日本で、カブの品種か違うのは?

 

春の七草のすずなとして親しまれてきた「カブ」

アフガニスタンから地中海沿岸が原産のアブラナ科の植物で、日本には奈良時代以前に渡来したとみられています。

 

現在、日本で栽培されているカブは、約80種類です。

栽培種類の多さは世界一を誇ります。

 

ふつうスーパーで売っているのは重さ150グラム前後の「小かぶ」。

葉も根も柔らかく、煮物や漬物など、用途は幅広いです。

 

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一方、日本最大のカブといえば、京都の千枚漬けで有名な「聖護院かぶ」。

重さは2キロで最大は4キロになる大きなカブです。

 

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大阪には、多くのカブの祖先となった

歴史の古い「天王寺かぶ」がある。

 

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このカブは、

福岡の「博多裾」

愛知の「尾張

山口の「武久」

など多くの品種のルーツとなりました。

 

ちなみに、「野沢菜漬け」で有名な長野県の野沢菜も、この天王寺かぶがルーツとなっています。

 

地方品種の多いカブですが日本全国の分布を見てみると、東と西ではカブの品種に明らかに違いがあります。

葉の形や種の細胞組成などによって、

カブは東西2つのグループに分けられます。

 

東西でカブの品種が異なるのは、

渡来航路の違いによるものとみられています。

ヨーロッパからやってきた「洋種系カブ」は寒さに強いので、おもに東日本に定着して、暖地系の「和種系」は西日本に定着しました。

 

そして、東西の2グループを分ける境界は、関ヶ原あたりです。

愛知-岐阜-福井を結ぶラインが、

東西のカブの境界線になっています。

 

それでは、また。

 

 

このカブは、